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FX=ハイリスク ではありません。レバレッジ2〜3倍程度ならば、株式投資と比較して同程度かそれ以下のリスクです。株式、債券、為替など各市場のリスクとリターンを計測し、リスクあたりのリターンを算出した場合、たしかにここ数年はFXで外貨投資をしていた場合の数値の高さが群を抜いています。(たとえば、株価変動リスクが20%で株式配当益が2%のときリスクあたりのリターンは2÷20=0.1、これに対して為替レート変動リスクが10%で金利またはスワップ収益が4%のときリスクあたりのリターンは4÷10=0.4となり、為替関連金融商品のほうが4倍も優れている)加えて、株式の個別銘柄分析は、あまりに非効率的です。投資信託の成績を見ればわかるとおり、個別銘柄分析で超過収益を獲得している投信は半数以下です。プロでも困難な個別銘柄投資を一般の個人投資家に推奨する証券会社のやり方はかなり無理があると私は思います。ですので、どれを選ぶかとなれば、外貨投資が最も効率的で有利という判断になります。加えて、手数料や金融機関にとられる利ザヤを考慮しますと、FXがベストというお考えはその通りだと思います。ただ、そこに全額投資するかどうかは考え方が分かれると思います。昨年も今年も、円高になるときは株安になっており、しかも円高の度合いより、株安の度合いが激しい。だったら、被害の程度の軽い為替に資金を集中投資しておけばよかったではないか。と思います。円高⇔株安という現象は、今年以降も続くかも知れません。ただ、これからの長い資産運用計画を考えますと、円高⇔株高、円安⇔株安 という関係が見られる時期がいつか来るかもしれません。そんな時期が来たときに、機敏に運用配分を変更して上手く分散投資をする技術や頑張る熱意のある方は、FXに集中投資してもいいかもしれません。一方、そんな相場の流れや、各市場間の関連を見極めるのは難しいという前提に立ちますと、FXに全額投資というよりは、ごく一部でも、株式など他資産へ分散しておくのが安全策と考えられます。このような手法は、“保険”にも似ています。「ケガも病気もしないし、当分死ぬこともない」と考える人は、保険に入ることは保険料がもったいなくバカバカしいと感じるでしょうし、その保険料を「万が一の際のリスクヘッジ」と考える人は、掛け捨てでも仕方ないと感じると思います。まとめますと、昨今の金融市場・投資関連商品の分析結果においてベストな結果を残しているのはFX。そのFXに今後も期待して資金の大半を集中的に投資することはよくても、全額投資するのは、リスク偏在の懸念がある。経済環境や市場局面に応じて、柔軟に投資先を変更できる腕のある方ならよいが、そうでなければ、FXなど有利な投資対象のみに資金を集中させずに、資金のごく一部だけでも他の投資対象に振り分けて、万が一の場合の対策をあらかじめ講じておくことが望ましい。となると思います。ただ、資金の一部を株式などに振り分ける際は、既述のとおり、個別銘柄分析は膨大な作業ですし、好成績のアクディブ型投信はごくわずかですので、低手数料のインデックス型投信や株価指数先物などが選択肢になると思います。
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